こんにちはkobeniです!さいきんブログぜんぜん更新していなかった。すみません。でもでも、ここが私のホームです。今年もよろしくお願いします。
さて今日は、「えっ今ごろ?」感が否めないのですが、昨年の冬に行ったイベントレポートを書きます。というのも先日「ベイマックス」観てきまして、おお、こりゃ書きかけの記事をUPせねば!!という気持ちにさせられたので。
ベイマックスは、科学ヲタのキッズたちが、自分の研究テーマをパワーアップさせて身に纏ったり、プログラミングしてロボットを創ったりして、その力でスーパーヒーローになり、世界を救う…!!というです。ベイマックスは、主人公のお兄さん(やっぱり科学ヲタ)が創った、「人をケアするロボット」の名前です (⚫︎ー⚫︎)。
で、私が家族で行ってきたイベントは「Maker faire Tokyo」。「Maker」という名前がついているだけあって、「なんか創りたいひと」が集まるフェアなのですが、ポイントは「IT技術を使った創作がほとんど」ってとこ。だからロボットとか電子工作とか、すごくたくさん見られます。
Maker Faire Tokyo 2014 | Maker Faire Tokyo 2014 | Make: Japan
そもそもこのイベントは、雑誌「Make(アメリカの、テクノロジー系DIY工作専門誌)」のファンミーティングが発端であるようです。「Make:」の版元オライリーは、「ギークマム」という本も出版しています。私はこのイベントを「ギークマム」好きのTwitterママ友、asacoちゃんに教えてもらいました。Maker faireは日本でも年々規模が大きくなっており、2014年の会場は東京ビッグサイトでした。
開催されたのは11月の土日だったのですが、想像していたよりも混雑していませんでした。たしかに人はたくさんいたのだけど、子連れでもいくつかのブースを余裕を持って楽しめる程度だったので。
会場にはキッズスペースや、ハンダづけスペースが用意されてました。キッズスペースでは3Dメガネと紙・ペンなどが用意されていて、みんな自由に絵を描いてメガネをのぞいてました。スタッフの方がたくさんいて、困った時は質問などしやすい雰囲気でしたねー。通路でベビーカーを押していても、嫌な顔もされなかったしなあ。まあでもそこは、「そこまで混んでいなかった」というのが最たる要因かも。
ちなみに子どもたちのことを考えて、食べ物は持参して行ったのですが、会場の外にベンチなど、たくさん座るところがあったので「一時退場」して食べました。食事についても質問したのですが、中で食べても別にいいよーという感じではありました。(ただ、中にテーブルやイスまでは無かった)食事やお手洗いを過度に気にしてしまう乳幼児連れには、かなり優しいイベントだったと思う。
会場をふわふわ飛び回っていたやつ。ナウシカに出てきそうな動き
これは、クマちゃんの耳や鼻をさわると、画面の中のクマちゃんの耳が伸びたり、着ている服の色が変わったりするやつです。6歳児がすごく楽しんでやっていました。子どもはこういうのいちいち「えっ…なんで…」とか思わずに、純粋に楽しむ感じありますよね。
これはサッカーボールを上手に蹴っていたロボットくんです。目でちゃんとボールを追いかけて、人が投げたボールの方へ歩いて行って、蹴っていました。
これは私が「すごい素敵…(うっとり)仕事の机の上に置きたい」と思ってかぶりついたお人形&ステンドグラスの作品です。許可を頂いて撮影させてもらいました。すっごい素敵…今でもまだ「欲しい…」と思っていますが、非売品だそうです。この彼女、日本のアニメ女の子キャラにかなり見た目近いのに、妙に露出度高くないし、「プリンプリン物語」みたいでもあるところが、いい!頂いた名刺に下記のブログが載っていましたのでご紹介。他の作品も、レトロフューチャー感あって胸がキュンキュンでございます。
あっ!こいつが今話題のドローンですね!けっこう大きいやつです。紅白でPerfumeのまわりを飛び回っていた。
24 drones flight test - 03 - YouTube
これな。
そういえば、紅白で氷川きよしのステージで使われていた「スケルトニクス」も、Maker faireの会場で展示されていました。なんか、デカいな…って思ったけど。
↓ハイテクの無駄遣いな気がしたのは私だけでしょうか……
【紅白ロボット】紅白「氷川きよし」さんの舞台演出協力 | スケルトニクス株式会社
こういう、クラフト系作家さんのブースもあり、それがまた楽しかったです。体験型&資源の再利用、自然環境との共存…みたいな、テーマ的にもこれからの主流になりそうなモノづくりを提案されている方が多かったように思います。そしてそういう作家さんたちは、かならずと言っていいほど、子どもを対象にしたワークショップを用意してくれてて、うーむ未来のことを考えてらっしゃるなーと嬉しい気持ちになりました。こちらは「かうよりもりようか」さんですね。
6歳児がいちばんかぶりついたのは、このブース。まず↑はLEDライトがバリバリ光るピアスです。「購入できるんですか?」と聞いたら、「単品で買うとまだまだ高いので、まとめて買うならアリですよ」って言われました。なんかこう…バンドやってる方とか…プレゼン?で、ステージに上がる時などに…いかがでしょう。
フォースを使うのじゃ!
LEDでいろんな色に光るライトセイバー。めっちゃ楽しかった。
ヴオオ…ン(けっこう重たい)
「戦い方教えましょうか?」と言って実演してくれたお兄さんとお姉さん。
ライトセイバー同士を近づけると、「バリバリ」って白い光で点滅するんですよ!!
このあと6歳児が「やりたい」「もう一回やりたい」と繰り返したため、何度もこちらのブースを訪れるハメに…。ほんとスイマセンでした。でも大人の私もめっちゃ楽しかったので、商品化はよ、という感じです。
あっ!このひとは!インターネットに名をとどろかす…林さんだ!!
我々は夫婦でDPZファンなので、興奮状態でブースを訪れました。(当日、私たちは家族全員で、はてなTシャツを着て行ったので、「はてなの社員(※の仮装)です!!」と名乗ることで林さんの気を引こうという作戦を実施しました)
手前に飛んでいて、どこかの男児がかぶりついている鳥さんは、鳥さんの足元?にカメラと棒がついていて、その棒を歩いて持ち運ぶことで「〜鳥から見た風景〜」を手動で!!撮影できる!!!という超最先端ハイテク機器です。
例の板でめっちゃはしゃぐ
(※顔はanimal faceというアプリで隠してみました。たしか鳩もあったような気がします。後ろの方まで巻き添えにしてすいません)
べつやくれいさんは「ねこメモ」を売ってらっしゃいました。
私「これはどうやって使うんですか?」
べつやくさん「猫を毎日観察したりとか、ですね」
私「でも、猫って毎日見てますけど、あんまり変わらないですよね…?変わる時ありますかね?」
べ「頭から血が出てたりとか」
私「(血………………)」
でもこの猫がぜんぜん可愛くなかったので
つい買ってしまいました。
ちなみにこの日は「微妙なコスプレ」からそんなに日が経っていなかったので、べつやくさんの眉毛はまだ生えてませんでした。
DPZブースでは、しばらくすると「ヘボコン」が実施されており、人だかりができてとっても盛り上がっていました。ヘボコンはコンセプトがすごく好きです。
ちなみにヘボコン主催の石川さんは、育児ネタで約1000ブクマの泣ける名エントリを書かれた方なのです(↓私この記事だいすきです)。ふつうにプロフィールとか辿れば分かります。ということは…ここに出てくる「とても理解のある上司」そして「とても理解のある会社」が…誰、どこなのか、自然とわかりますね?!?!
2ヶ月のあいだ一人で育児をした感想 - nomolkのブログ
そして林さんには、水道修理の名刺を頂いてしまい感激。冷蔵庫に貼ってあります。
* *
他にもいろんなブースを見て、あっという間に夜に。盛りだくさんの一日でした。
しかーし。6歳児が最終的に、帰り道ずーーーっと楽しんでいたのはなぜか、会場でオマケにもらった、ただのライト…………特にIT技術の進化を感じない、ただのライト…………………
「変身!」
だからそれはただのライトだって……
これが当日買ったモノたちです。オライリーガチャはステッカーとバッジが入っていて、6歳児も私も楽しかったので何回かやりました。サッカーができるクマもんは、自分でラジコンを組み立てるキットでした。小さなリモコンで前後に動いたり、ぐるぐる回ったりします。6歳児が夫氏と一緒につくってました。電球ピアスは、「ものづくり系女子」さんのとこで購入しました。私が作品を見ていると、スタッフさんが「そのはてなTシャツ…シャレオツですね…はてならしくもなく…」と声をかけてくださいまして。名刺を頂いたら、Twitterで相互フォローしているmoclenさんだとわかり、意気投合。サイトも素敵ですね。はてなの、はてならしからぬオサレTシャツがもたらしてくれた「気づき」と「出会い」に感謝(意識高く言ってみた)。
↑基盤をレジンでかためた指輪も買ったのですが、「基盤って堅いから、バキバキ折るの大変なんですよー」とおっしゃってましたね…作家さんが……。でも基盤カッコEです。まじまじと見るとエヴァに乗ってるような気分になれます。ビデオデッキとかを分解してつくったとおっしゃってました。
帰宅後、さっそく猫メモに色を塗ってみました
地縛しているあの方です
6歳児作「にじいろねこ」
最終的に単なるメモに
しかし自宅でもやっぱり、子どもがずっと遊んでいたのは、ただのライト…
寝室で、ヴンダー(ヱヴァンゲリヲン)のちっこいプラモにライトを当てると、影絵ができることに気付く!!!
「ヴンダー、神殺しの船ね…」
下から当てるとデカくなってカッコいい!!!撃てぇぇぇ!!!!!
* *
というわけで、Maker Faire Tokyo 2014のレポートでした。少しは雰囲気が伝わったでしょうか?
私はいちおうマスコミ関係に勤めているのですが、それはもともと何かをつくることが好きだからなのですね。仕事していても、もちろんお客さんに喜ばれるのが嬉しいというのはあるものの、実は、「形になった」(=自分が見たかったものができあがった)時がいちばん楽しい気がします。そこで使う手段・技術は、主にデザインとかコピーとか、写真とかだったりします。そして最近はIT(インターネット)の技術も、ひとつの手段に加わってきたように思います。
私もMaker faireにいる人たちも、基本的には同じなんじゃないかと思いました。つまり、技術としてはテクノロジーを使っているけれど、その結果、「できた!」「うごいた!」という喜びがとっても大きくて、夢中になっているような感じ。その発端は「あんなこといいな できたらいいな」という、自由な想像や好奇心やイメージからスタートしている。先日、SEの友達が、「あまり理解されてないけれど、プログラミングもひとつの表現手段だ」と言っていました。んーなんか分かる、Maker faire行ったから、分かるかも!!とか思いました。
たとえば↑で、animal faceという写真加工アプリを使いました。あれも新しいテクノロジーだと思うのですが、技術が進化すると、アウトプットのハードルがどんどん低くなる。あのアプリの面白い使い方は、20代の後輩に教えてもらったんですよ。ほんとは顔を隠すためのツールなんだけど、だんだん、「加工目的で撮影する」みたいに手段と目的が逆転してきている感じが、すごく楽しそうでした。
こうして
こうじゃ!
Animal Face: アニマルフェイスを使ったアーティスティックな写真が作れるオシャレアプリ。無料。 - たのしいiPhone! AppBank
「僕レベルでもつくっていいんだ」と思えるツール、「私レベルでも見せていいんだ」と思えるソーシャルコミュニティの存在感が加速してるのかなと思います。ヘボコンの石川さんのお言葉を借りれば、「1を2にする作業より、0を1にする作業の方が圧倒的に面白い」。私もこれはすごくワクワクするのでした。なので最近、まったくプロレベルではないのですが、絵(小学生の頃に教室で習っていた)を、よく描いたりしています。
来年もぜひ行きたいです、Maker faire。そんで紅白観るんだ。
帰りがけにみかけたレイヤーさん。*1
ということで、家族全員で、未来が楽しみになる!時間を過ごせたMaker faire初体験でした。ベイマックスは、このワクワク感を加速させてくれるcool Japanな映画ですのでそちらもぜひ(⚫︎ー⚫︎)<ぱららららー
ベイマックス=BIG HERO 6のイエロー、GOGOだよ!
*1:この日ビッグサイトでは、別のアニメ系イベントもいくつか開かれていました。そのイベントのレポから拝借しております。※レイヤーさん、撮影した方、もし問題あれば削除しますのでご連絡ください!