kobeniの日記

仕事・育児・目に見えない大切なものなどについて考えています。

また子育ては趣味と言ってる人のインタビューが

感情的になってはいけないはてな村なので、深呼吸しながらですが。

「批判のコメントの中に『赤木は子供を産んでないんだから、子育てや教育に対して何も言う権利はない』というのもありました。でも、そんなはずは絶対ないんです。個人個人は社会に参加しているのですから、その社会に対して何かを発言する権利はある。ところが、それが単純に否定されてしまうのは嫌ですね。」



そうですよ。あなたも社会の中で生きてる。お母さんが教えられなかった算数の宿題、教えてくれた塾の先生がいたでしょ。反抗期に、「まあ家来いよ」って救ってくれた友達だっていたでしょ。影響を与えてくれたTVは?小説は?マンガは?あなたは本当に親だけに育てられた?
あなたのお母さんが、あなたの趣味だけで育てたわけはないですよ。



子供の世界は狭い。親が全ての責任を担え、それはお前の趣味だから。と言われるのは、あまりにも可哀想だ。子供が。子供だって別の人間だもん。親の言うことやることが全て正しいとは限らない。親だって困っちゃう。神様じゃないんだから。私たちだって日々、子供に、社会に育てられている。


私は、子供は、親だけでなく社会も育てていると思ってる。その社会に、この赤木さんも生きてるし、この文章もまた、社会を構成している要素のひとつだと思う。


ふーー。

深呼吸しつつ、もうひとつ冷静に書くと。

文章って、誰に何を伝えるか、が重要だと思うのですが。
「もっと他人の権利に寛容になろう。人はお互い様ですよ」
ということを、強く伝える方法は他にいくらでもあったと思います。それを、より分かりにくい比喩にすることで、届けるべき相手の大半を混乱もしくは、怒らせてしまった。それは、この文章が本来あるべき姿ではなかったのではないか、と思います。