kobeniの日記

仕事・育児・伏し目がちなメガネ男子などについて考えています

元スイーツ妊婦、「自然なお産」について考える。(その1 私が触れた女性誌、書籍から)

「自然なお産」については、はてなでも関連エントリが多くあります。なぜ私が今回、自分のブログで触れようと思ったかというと、やはり昨年出産したというタイムリーさから、無視できない話題だったからです。また、こちらのエントリを見たこともきっかけになりました。

個人的体験ではなぜだめか: 妊産婦死亡率の推移を例に
出産における自然と不自然(追記あり6/20)

私はただの元妊婦、しかもどちらかといえばスイーツ妊婦でして、学生の頃から雑誌が好きでしたし、マスコミからもごく一般的な情報収集をしてきました。「自然」に対する感度でいうと、妊娠するまでコンビニや居酒屋の食事ばかり食べていて、さすがにダメかなと思いなるべく自炊をするようになった(そうしたら宅配の野菜が美味しくてビックリし、やっぱり「自然」っていいなと思ったりした)、その程度です。そういう、平凡な妊婦だったが故にか分かりませんが、女性誌に溢れていた「自然なお産」に若干、ふりまわされた印象を持っており、正直、複雑な思いを抱いています。


何か発言したいと思いながら、はてなサイエンス担当の方々にご迷惑をおかけしたくない、専門家でないのに何が言えるのか?とずっと迷っておりました。なので、今回は私が触れてきた「事実」をいくつか集め、アップしてみる、そこから始めたいと思います。ブコメなどを見つつ、エントリを続けるか考えていきます。不適切な記事だと判断したり、どなたかに多大なご迷惑をかけたり、私の手に負えない炎上などが発生したら、このエントリを消す可能性もあります。ヘタレで、ホントにすいません。

ちなみに、以下の編集(なぜ、そこを抜粋しているかという点など)については、当然、私目線のバイアスがかかっていることをご了承ください。


■ 「自然なお産」とは何か

ナチュラルなお産―体と心にやさしい

ナチュラルなお産―体と心にやさしい

より 
(色んな出産方法を検討してみようと思い買った本の中に、これがありました)

「お産は、楽しくて気持いい!」(表紙帯)


「自然なお産の定義=不必要な医療介入がない/本能の力を使う」

自然なお産の良さが、経験者数が減ることによってうまく伝わらなくなり、不必要な医療や薬剤の力を借りたお産がまるで極楽体験のように伝えられ、女性が適切に選択できないのはつらいことです。(P10/まえがき)

ナチュラルであるとは、みなさんの体に普遍的に備わっている力や働き、本能を素敵にとらえ直すことだと思います。(P37)


「麻酔(無痛分娩)は、本能を活かせないため、よくない/お産の痛みは、なきものしてはならない」

愛しあってセックスする時と、妊娠中、そして出産のときには、実は同じホルモンが出ています。それなのに産むときだけ麻酔を必要とするのでは、本能を活かせません。(P34)


「お腹の赤ちゃんに聞け」

産む経験を痛みのないものにしたい気持はわかりますが、お産は子どもにとっても産まれる経験なのですから、子どもの産まれたい方法はどれか、ということを考えてみて(津田塾大学教授 三砂ちづる先生)(P184)


「日本のお産の医療行為は、WHO的にダメ」

(日本の多くの病院で行われる自然分娩における、多くの器具や薬剤を使うプロセスは)WHOの出産のガイドラインでは不要なこととされています。(P31)


「昔はお産はなんでもなかった/100年前の女性に倣え」

妊娠中に何をしたらいいのか、悪いのか迷ったときには、それが100年前の女性も選んだことだと思ったらGOだ!と私は…言っています。(略)
まだ自宅出産が主流だった1950年あたりから乳幼児死亡率は減少して行ったそうなので、昔からお産そのものが原因で亡くなっていたわけではないそうです。(P43)

(会陰切開は、100年前は)切ったり縫ったりする道具がない状況でも、子供が産まれ続けていた(ので、必要ない)(P83)


※この本が紹介する、自然なお産の種類

・フリースタイル出産
・水中出産
(水中出産用組み立てプールが流通するようになったおかげで、病院や医院でも可能なところが増えています。)
・ソフロロジー式分娩
(「わたしは子宮です。わたしは赤ちゃんを押し出すためにしっかり収縮します」など子宮を擬人化した詩などでイメージをつくっていきます。)
・立ち会い出産


ちなみに大葉さんは、「All About」のガイドもやっている。
[大葉 ナナコプロフィール] All About



■ 私がメディアで見て覚えていた、「自然なお産」をやっている場所と、その情報


お産の家 明日香医院

(HPより抜粋)
どうしても下からふつうに産みたい、そして、どうしてもおっぱいで育てたいと願う人のため、明日香医院はあります。
現代産科学が到達しえた医学的安全性は重要ですが、同時に安全がすべてではないとも考えています。


「1日3時間歩け」
運動は、なんといってもお散歩がおすすめです。初産婦さんの場合、1日3時間、しっかり歩いてください。経産婦さんの場合も、最低1時間は歩いてください。


「何が何でも」
ここで、当院でお産を希望される方によくよく心しておいていただきたいのは、「異常になったら搬送してもらえばよい」という安易な気持ちでお産に臨まないでほしいということです。
緊急母体搬送は、搬送される母体や胎内の赤ちゃんにとってはもちろん、搬送する側の私たちも、受ける側の施設も、誰にとっても大きなストレスです。深夜や休日には、社会的理由により搬送先がスムーズに見つからない可能性もあります。
ですから、明日香医院で産むということは、何が何でも経膣分娩する決意を持ってお産に臨むということです。安産のため、できるだけの努力をした上で、お産に臨むということです。安産に必要なことをお読みください。

吉村医院
吉村医院|お産の家 しあわせなお産をしよう 愛知県岡崎市

有名なのは「昔ながらの生活」
特に、自然分娩(日本の昔ながらの自然なお産・出産)に力を入れている。院内には「古屋」と称する茅葺屋根の施設がある。妊婦が薪割り・雑巾掛け・炊事などの昔ながらの労働形態の運動などで体力を維持して出産に備える、などのユニークな試みに取り組んでいる産院として知られている。(wikipedia


(以下、HPより抜粋)

「医学に台無しに」
様々な医療処置が行われる出産と、自然に産んだときの大きな違いはまず、お母さんの表情です。出産直後に「ああ、赤ちゃんかわいい」「産んでよかった」とよろこんで、清らかな本当にしあわせいっぱいという顔になります。
女性は本来お産を楽しむ能力を持っています。それが医学に台無しにされているだけです。
人によっては、出産の前後二時間くらい記憶が無くなることがあります。脳の古い部分が活性化して、記憶力も理性も無くなるんですね。そういうお産を見ると、ああ宇宙が産ませているんだと思う。この素晴らしさは言葉では表せません。お産ってすごいものです。女性ってすごいものです。


・吉村医院は、雑誌「リンカラン」に取り上げられていたので、覚えていました。多くの書店で買うことができますし、影響力も大きいと思います。私が通っていたマタニティ・ヨガの教室にも置いてありました。
Lingkaran web:最新号のご紹介


・2008年公開の映画「プルミエール」(私の通っていた産婦人科にチラシが置いてあった)。日本からはこの吉村医院。
超映画批評『プルミエール 私たちの出産』85点(100点満点中)
※この映画評もどうなのか、という感じですが…


・この医院については、過去にはてなでも記事があったようですね。
マクロビオティックでオーガニック - NATROMの日記
こういう記事もあります。
内診問題の真相3>カルトの世界 ある町医者の診療日記/ウェブリブログ




■その他、妊娠中に読んだマンガ、目にした雑誌。

雑誌「tocotoco」。Vol.2で自然なお産特集です。
TOCOTOCO WEB

立ち読みしかしなかったので詳細は書けません。ただ、無痛分娩の説明に「麻酔を使用する方法で、おすすめしていません。」と書いてあったのは覚えています。


マンガ

祝ご出産!―まるごと体験コミック

祝ご出産!―まるごと体験コミック


病院、自宅、助産院など、様々な場所でのお産が描かれているマンガ。
読み返してみたら、助産院で産んだ人のマンガにさらりと「黄疸やおっぱい出過ぎにはホメオパシーのレメディ」と書いてあったのですが…(P89)





昨年の私は、これらを読んで
「自然なお産って、流行ってるんだ」
と思っていました。


イタいでしょうか。