kobeniの日記

仕事・育児・目に見えない大切なものなどについて考えています。

「0歳赤ちゃんマーケティング考察 vol.1 ムーニーのオムツがスゴい」

皆さんこんにちはkobeniです。息子は保育園の慣らし保育が始まりました。私もいよいよ、お台場ガンダムへの気持を断ち切り、シエスタの時間を減らすなど、社会復帰に向けコツコツと努力を始めています。他にもマーケティングの基礎をお勉強中なのですが、だいたいテキストを読み始めて5分でtwitterを始めてしまうので、集中力を高めるために、自分に関係ある分野=「0歳赤ちゃんマーケティング」について考察してみます。



子供が産まれてから、様々な育児用品を購入しました。その中に、「これスゲェ」と思った商品やPRがいくつかありました。パパさんママさんにとっては「何当たり前のこと言ってんのバカなの死ぬの?」という内容に違いありません。なので、できればスターバックスアタッシュケースからマックブックを取り出しパワーランチしているコンサル型営業独身男性などに読んでもらえると、かなり別世界のことなので新鮮に響く可能性があります。そういう方よろしくお願いします。




■ムーニーのオムツ「生まれたて」「ねんね」「はいはい」商品分類とネーミングがすごい



オムツは当初、別メーカーの物を使っていたのですが、途中でムーニーに変えました。乗り換えの際に、「これは上手い」と思ったのが商品分類&ネーミング。オムツは成長に合わせて徐々にサイズを上げていく必要があるので、一番妥当な商品分類は「子供の体重別」だと思います。私も以前は「5〜8kg」といった、体重表示を見てオムツを買ってました。でもムーニーは、体重表示とかSMLなどのサイズ表示よりも、「生まれたて」「ねんね」「おっき」「はいはい」「たっち」という、「子供の成長度表示」※が目立つんですよ。
ムーニー 商品情報インデックス - ユニ・チャーム



サイトの説明文には、「成長するごとに体の大きさだけでなく、運動の仕方、おしっこやウンチの量や状態も変わっていく赤ちゃんに合わせて、ムーニーとムーニーマンも機能が変化しています」とあります。
さらに、この「成長度別機能」というコンセプトを実現した、開発秘話が面白かった。開発には「ドールテストマシン」というロボットを使っているらしい。「人間の赤ちゃんと同じような体温で、人工的に作ったおしっこやウンチ状のものが出るロボットのようなマシンで、寝返りやおすわり、あんよなどの動きも再現。」だって!
ムーニー エアフィット開発ストーリー - ユニ・チャーム



一見キャッチー(わかりやすくて、覚えやすい)な「ねんね」や「はいはい」などのネーミングは、オムツで最も大切な機能=「漏れない」を徹底追求した製品開発の上に成り立つもの、なんですねー。



調べてみたらそういう背景がわかりました。でも、私が言いたいのは「ムーニーの機能がすごい」ではないです。むしろ「他のおむつと、機能の違いがよく分かっていない私に買わせてしまう」ことがすごいと思ったのです。


なぜ私はムーニーを買ってしまうのか?0歳児ママの頭の中は、いつも赤ちゃんのことでいっぱいです。しかし、毎日大きな変化があるわけではなく、「笑った」「お座りした」などの変化が、ホントに時々、訪れる。それが最大の喜びと言えるでしょう。
「S」から「M」になった、だと、単なるオムツサイズの変化だけれど、「ねんね」から「おっき」になった、だと、たまーにしかない子供の成長を実感できるでしょ?オムツを買う時(そうそう、息子もやっと「おっき」にレベルアップ!次は「はいはい」かあ…)という気持になる。どっちが商品に愛着が沸くかな?ってことです。この時、私は厳密には機能で比較検討してません。完全に「おっき」のネーミングに引っ張られていますw



マーケティング用語に「バイアス」がありますが、価格や機能などのスペック比較をせずに、自分の息子の状態を想起しやすいネーミングに引っ張られているという意味で、全く合理的ではない。私の消費行動にはバイアスがかかっているのですねー。機能も満たした上で商品に「愛着」まで沸かせるムーニーは、すごいと思いました。





いくつか考察するつもりだったのに、ムーニーが予想外に長くなってしまった。次回は「ベネッセ、こどもちゃれんじ始めいろいろパネェ」件などについて、考察してみたいと思いまーす。




※パンパースも成長別表示になってるようですが

 
※※ムーニーを作っているユニ・チャームをちょっと調べたら、もともと生理用品メーカーなのね。女性社員が多いみたいですね。

企業情報|ユニ・チャーム



追記:図らずもブコメが「オムツアンケート口コミ調査」と化しております!妊婦さんや新生児のご両親、参考にしてください!