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kobeniの日記

仕事・育児・伏し目がちなメガネ男子などについて考えています

20-40代、働き盛りの皆さん(特に男性)に知ってほしい「風疹」のこと

出産

 

風疹が東京を中心に大流行中ということで、このニュースをずっと気にして追いかけています。それには理由があって、私は今から4年前の妊娠中に、初期の血液検査で「風疹の抗体が非常に低い」とお医者さんから言われた経験があるからです。いま、風疹の感染源となっているのは20-40代の男女、むかし予防接種をしていない世代だと言われています。で、よく考えたら、「はてな」ってこの世代の男女、特に男性がよく読んでるじゃないですか。私はどっちかというと男性、少しでも多くの男性にこの話を知ってほしく、ちょっと書いてみることにしました。
本文中の引用は、すべてNHKの「ストップ風疹」サイトからです。

http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/


「ことしに入って国内の感染者は2000人を超え、去年同時期の20倍以上と過去最悪のペースで感染が広がっています。
患者の8割近くが男性で、その大半が20代から40代です。
なぜこの年代の男性に風疹患者が多いかというと、子どものころ、予防接種の対象ではなかったり、対象であっても受けていなかったりして、抗体がない人が多いためです。」



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■  妊娠初期の女性が風疹に感染すると、赤ちゃんに障害が出る恐れ

先日、職場の人に「なんか、妊婦の風疹が流行ってるらしいね」と言われました。惜しい。ちょっと間違っている、惜しい。けど、ニュースをじっくり観ない限り、一般的な認識はこのくらいで当然だろうと思います。ほんとうに妊婦がバンバン風疹にかかっていたら、かなり問題なのです。特に妊娠初期は、人間の体ができていく、とてもナイーブな時期なので、最も気をつけなければいけません。しかも、妊娠した後に(風疹抗体がない・風疹にかかったことに)気づいても、もう予防接種が射てないし、かかってしまっても薬も飲めないのです。


「妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、おなかの赤ちゃんが目や耳、心臓に障害が出る「先天性風疹症候群」で生まれる可能性があります。

その確率は妊娠初期に感染するほど高く、妊娠1か月では50%以上、2か月で35%、3か月で18%、4か月で8%というデータがあります。」


私はお医者さんに「風疹の抗体が非常に低い」(仮に過去に予防接種をしていても、時間の経過と共に抗体が減っちゃう、ということがあるらしい。接種をしたかどうかは、自分も親も記憶があいまいで、分からなかった)と言われ、どうしたらいいですかと聞いたら「人ごみに行かないとか、自衛するしかない」と言われました。先天性風疹症候群のことを、恥ずかしながら当時は妊娠するまで知りませんでした。だから事前に予防接種もしていなかったのです。妊娠発覚してからの検査で「抗体がない」と分かっても今さら手の打ちようがなく、「かかりませんように」と祈るくらいしかできないのです。2008年ごろは、ここまで風疹が流行していなかったですし、私はかからずに済みましたが……ちなみに出産後しばらくして、近所の病院で予防接種をしました。


■ 「私は妊娠初期です」と言ってまわる女性はいないし、自分でも気づいてないかもしれない

妊娠が発覚したらすぐに仕事を辞めて、家で引きこもっていれば、仮に風疹抗体がなくても、安全に妊娠期を乗り切ることができるかもしれません。けれど、私はそれが現実的に難しいと思っています。
まず、妊娠初期というのは自然流産(妊婦に問題があるのではなく、胎児の染色体異常などで起こるもの)も15%程度はある時期で、赤ちゃんが無事に育つか分かりません。無事に育つか分からないのに、仕事を辞めるって、けっこう難しいことだと思います。職場の人にいつオープンにするかも、この時期の妊婦さんは悩むものですし。それに最近では、妊娠が発覚したから退職しますという人は減ってきています。産休に入るまで仕事を続ける妊婦さんが増えています。
(感覚値でお分かりかとは思いますが、いちおう統計データだとこのあたり)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/11gaiyou.pdf

それから、よく考えたら妊娠初期って、本人も気づかないというケースもあるなと思いました。熱っぽいなー、風邪かな。ぐらいで、意外と気づかないこともあるもんです。


「妊娠していることに本人や周囲が気づかず、『無警戒』な時期に感染してしまうおそれもあるのです。最近の報告では、身近に風疹にかかった人がいないのに感染する妊婦が相次いでいます。生まれてくる赤ちゃんを守るためには、多くの人が風疹にかからないように予防することが重要です。」


現実的にはもちろん、まず妊娠を考えている女性と、その夫など周囲の人が、事前に予防する(妊娠する「前に」予防接種をする)という形を取るしかないだろうと思ってはいますが…。インフルエンザなどは企業活動に与える影響も大きいので、企業単位で予防接種をしていたりします。が、風疹は現時点でそこまでしている企業はまだ少ないと思う(社内で一斉に予防接種を行う企業も出てきてるみたいです! http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130508/k10014423081000.html

)ので、個人が自主的に接種に行かなくてはいけません。忙しい毎日の中で、しかもこんなあったかい季節に予防接種に行くの、ちょっと面倒くさいですよね… けれど、もしかしたら職場に、通勤電車に、街中に、妊婦予備軍とか、既に妊娠中の女性、それに気づいてない女性、その夫がいるかもしれない。と考えて、よかったら予防接種に行ってもらえたら嬉しいなと思います。

それから管理職やリーダーなどの立場にある方は、もし職場で、風疹にかかった人が出た場合、感染力がかなり強いので、警戒するためにも情報共有をしてあげてほしいです。

「風疹の免疫がない人の中に患者が1人いた場合、何人の人にうつすかを示す指標では、インフルエンザは1〜3人であるのに対し、風疹は5人〜7人と言われています。」



■ というか、かかった本人(大人)もかなり辛いらしい

とはいえ、やっぱり自分には関係ないと考える人も多いかもしれません。けれど、「うつさないため」の前に「自分が辛くならないため」に…予防接種をしてみてはと思います。

「『風疹は子どもがかかる病気』だと思って油断してはいけません。成人の風疹の多くは、1週間程度で症状が治まると言われていますが、中には風疹のウイルスによって脳に炎症が起きる「脳炎」と診断されたケースもあります。重症に至らないまでも、40度近い高熱が数日間続いたり、血小板が減少して入院するケースもあります。1週間ほど仕事ができなくなることが多いため、 仕事や生活にも支障が出てしまいます。」


なにこれ普通に辛い……!こんなぽかぽか陽気なのに、一週間も寝込みたくないよね!子育てしていると、子供がよくかかる病気の感染力の強さにビックリすることがあります。水ぼうそうとか「●●ウィルス」とか、ものすごいスピードでクラス中に広がりますからね… 風疹は特効薬がないみたいで、(子供に流行る病気ってそういうのも多い)対処療法しかできないのも辛いところです。


ということで、本日は良識ある、主にはてなー男性の皆さん(もちろん女性も)に、自分の経験から「ストップ風疹」について書いてみました。最近では、予防接種について助成をしている自治体もあるので(※残念ながら、妊娠を予定している女性や妊婦の夫など、助成対象が限定的な自治体が多いですが)まずご自分のお住まいの自治体のHPをチェックしてみてくださいね〜。


「市区町村によっては、接種費用の一部または全額を助成するところもあります。市区町村のホームページをご覧下さい。
東京都内や近郊の自治体の補助制度については、東京都感染症情報センターのサイトをご覧ください。」

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/vaccine/

 

追記:今は風疹単体の予防接種は品薄らしいという情報を頂きました。MRといって、風疹・はしかの混合ワクチンなら在庫があるようです。

 


【参考】

ストップ風疹のCMに出られているお母さんのブログ。
いろいろとグッと来ます。勇気を出して啓蒙活動されてて尊敬。
http://ameblo.jp/boo-to-cotton/
CMはけっこうNHKで流れています、サイトから見ることができます。
http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/

クローズアップ現代」で取り上げられていました。なぜ予防接種が徹底されていないか、などの歴史的な経緯も分かります。http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3344_all.html